2021.3.28棕櫚の聖日礼拝「十字架上のキリストのことば」


 ルカの福音書23章32〜43節

キリスト教の暦ではこの月曜日から受難週に入りました。エルサレムに入城したイエス様は捕らえられます。そして裁判にかけられ十字架刑に処せられます。その苦しみの中、発せられた7つのことばのうちの3つの言葉に今日はお話が及びます。おりしも、田辺牧師先生方の転任が伝えられました。この教会に任命されて六年目、誠実な尊いご奉仕のことを思い出すと別離の悲しさで胸がいっぱいになります。今日は「父の涙」という讃美歌を皆で歌い、イエス様が十字架で人の代わりに罰を受けられることが神様にとっても辛い出来事であったことに思いを馳せます。


午前中にイエス様は3つのことを言われました。
●ルカ23:34「父よ、彼らをお赦しください。彼らは自分が何をしているのかがわかっていないのです。」…イエス様は自分を十字架につけた私たちの『罪』をすでに赦してくださっています。
●ルカ23:43「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしと共にパラダイスにいます。」…一緒に十字架にかけられている罪人の回心を知って、イエス様はその『死』に解決を与えて『天国』を約束してくださっています。
●ヨハネ19:26「女の方、ご覧なさい。あなたの息子です。」(ルカ23:27)「ご覧なさい。あなたの母です」…ご自分の死後、残される家族(母)や仲間に心を遣いそこに哀れみをかけてくださっています。恐ろしい苦しみの中で、主は弱い私たちに祝福の約束を与えてくださっています。
人間はどんなに頑張って生きたとしても、自分で自分の人生をこれで良しと納得できるのでしょうか?betterとは思えてもbestだと自分では評価できない…。
たとえ、どんなに下手な生き方でも、良しと言ってくださる神様を知っていることで、イエス様を知っていることで、祝福された人生になります。イエス様の横につけられた罪人の姿、そこに自分を見出します。主は、私たちの罪と死と家族の問題を解決してくださいました。

次回は田辺牧師の王寺教会での最後のメッセージとなります。イースターの礼拝です。
(Rebecca)


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