2020.10.11礼拝 秋のシリーズ「教会」②『教団創立記念の月に、教会を理解する』

 今朝は、インマヌエル王寺教会が属する教団のことを主牧の田辺寿雄先生より紹介して頂きました。

 当教会の所属する教団は、蔦田二雄牧師が創設された会員数3,625人、全国に111教会が属する”イムマエル綜合伝道団”です。

 蔦田二雄牧師がイムマエル綜合伝道団を創設するまでの過程を学びました。

 1906年(明治39年)シンガポールで生まれ、1928年(昭和3年)イギリス留学中に蔦田二雄牧師ははっきりとキリスト教の信仰を持ち、翌年1929年(昭和4年)に牧師になる決心をされ、中田重治牧師と出会われます。その後、日本へ帰国し、ホーリネス教会へ通われたそうです。1942年(昭和17年)、第二次世界大戦が始まり、天皇を神と認めない蔦田二雄牧師は思想の弾圧を受け、投獄されます。獄中生活での苦しみの中、蔦田二雄牧師は新しい教会を始めるビジョンを与えられます。1945年(昭和20年)終戦を迎え、教団を創立されます。

 戦後、教会を始めるために祈り始めた蔦田牧師に岡山県在住の医師をされている長谷川元子先生、教師をされていた長谷川正子先生から手紙が届きます。10月21日に蔦田牧師は長谷川姉妹を訪問します。蔦田牧師と長谷川姉妹の3人は徹夜で祈り、千葉県船橋で病院を始めることになります。

 1946年(昭和21年)1月戦前からの友人牧師たちへ蔦田牧師は教団創設の案内状を郵送します。同年3月12日より友人牧師たちと共に集まって祈り始めます。3月14日午前2時05分に友人牧師たちと共に日本の救霊に立ち上がろうとイムマエル綜合伝道団に伝道部が誕生しました。

 神様は何も無いところから、ひとりの人の信仰を用いて事を始めるお方であり、祈りから何かが生まれ、福音(良き知らせ)を伝える使命が牧師先生だけでなくイエス・キリストを神と信じ救われた者に与えられていることをイムマエル綜合伝道団の創設過程から知ることができました。

 私は健康上の問題により大阪市内にある教会へ通うことが困難になり、3年前にインマヌエル王寺教会で礼拝を守るようになりましたので、当教会が所属する教団のことを学べる機会が与えられたこと、本当に神様に感謝しました。

 コロナウィルスにより社会の在り方が変わろうとしています。戦後は医務部、伝道部、教育部、農耕部が教団にありましたが、アフターコロナの現在、イムマエル綜合伝道団が日本をはじめ世界に対して出来る事を私たちも祈り、探していく必要性を感じました。

                                    (NAOMI)


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