20200503礼拝「わたしの民、あなたがたの神」⑩

前回の礼拝でエジプトへ下った9つの災いから現代社会で生きる私たちに神様が伝えたいことを学びました。
今回は第10の災いについて学びました。
第10の災いは主である神からモーセへ予告され、モーセからエジプトの王であるファラオへ伝えられました。その災いの内容とは全てのエジプト人の長子が死ぬということでした。その災いはファラオの長子も死ぬということでした。エジプトにとって王の後継者を失うということを示しています。そのような災いがエジプトを襲うという予告をモーセから告げられてもファラオはイスラエルの民を奴隷から解放しイスラエルへ帰らせようとはしませんでした。この箇所から自分の考えを変えることを拒み、強がり続けたファラオの姿を見ることが出来ます。主である神がファラオの心を頑なにして従えないようにしたのではなく、心を頑なにしたのはファラオの神に対する頑固さ、ファラオのプライドでした。
私たちは、日々、目覚めてから食する食べ物、着る洋服という無意識に行っている行為だけでなく、様々な選択をして行動しています。神様に対して心を開き従うのも、心を頑なにするのも私たちの意志・選択です。その意志・選択の結果が私たちの日々の生活となっていることを学ぶことが出来ます。
ファラオが主である神に従わなかった結果として全てのエジプト人の長子、エジプト人が飼育していた家畜の長子を失うという痛手を負い、イスラエルの民という奴隷をエジプトから去らせることとなってしまいます。逆に、イスラエル人にとっては記念の日となりました。エジプトの奴隷から解放された大いなる救いの日、イスラエルという国の建国記念の日、忘れてはならない祭りの日となりました。
私たち日本人とは無縁の話ということではなく、私たちも自分の意志・選択に注意を払って、その結果に目を留めて、皆さまの歩みが神様の御心にかなった歩みになりますようにお祈り致します。
                                     NAOMI

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