「わたしの民、あなたがたの神」というテーマで出エジプト記を学んできました。イスラエルの民がエジプトから脱出し、リーダーのモーセがシナイ山で神から律法を授かるところまで学んできました。今日の礼拝では出エジプト記25章~40章より幕屋の建造を学びます。
私は洗礼を受けて25年になりますが、洗礼を受けてすぐに聖書の通読にチャレンジしました。創世記は生まれたてのクリスチャンである私でも書いてあることをイメージしながら読めたのですが、出エジプト記の幕屋の建造の部分は25年間、何度、イメージしながら読もうとチャレンジしてもイメージできずに途中で他のことを考えながら文字だけを何となく追っている自分に気付き、取り敢えず読んだことにしておこうと次の章に進むということを繰り返してきましたので、幕屋の全体図と詳細な寸法、幕屋の中に配置されている備品の配置図と絵を礼拝メモに発見した時は、これで幕屋の建造をクリアできたと本当に嬉しくなりました。
幕屋とは神を礼拝する場所のことをいい、イスラエルの民はイスラエルに向かう途中のシナイ山のふもとで神を礼拝する訓練を受けますので、持ち運びできる形式になっていました。この幕屋は、この後約400年、神を礼拝するために使われます。
この幕屋の中には、神との契約、神中心の歩み、神を礼拝する生活を行うようにと契約の箱が置かれていました。幕屋の入り口はたった一か所しかなく、イエス様が”わたしは門です。だれでも私を通って入るなら救われます。”と仰った言葉を象徴しています。入口から幕屋の庭に入るとささげ物をささげるための祭壇と水が満たされた洗盤が置かれていました。神を礼拝するためには血の犠牲による罪の赦しと聖めが必要であるということが象徴されています。洗盤の奥には司祭しか入れなかった幕屋があり、幕屋の中には供えのパンの机と金の燭台が置かれていました。パンの机は”人はパンだけで生きるのではなく神の口から出る一つ一つのことばで生きる”という御言葉にあるように人には神からの命が必要であるということを、燭台は神からの光が必要であるということを象徴しています。その奥に香を焚くための香壇が置かれていました。”香は聖徒たちの祈りであった。”とヨハネの黙示録にあるように神とともに歩むには祈りが必要であるということを象徴しています。そして、幕屋の中でも至聖所として区別された場所に契約の箱が置かれていました。契約の箱の中にはモーセが授かった律法が入っていました。出エジプト記25章~34章に以上のように幕屋を作るようにと神から命令されたことが書かれています。出エジプト記35章~40章では神からの命令通りに幕屋を作る様子が書かれています。
たった一つの入り口から幕屋の庭に入り、祭壇と洗盤で罪を赦され、幕屋の中に入り、神のことばと真理の光と祈りによって、神の栄光が一番強く現れる契約の箱に近づくことができるというメッセージが幕屋の建造について書かれた出エジプト記25章~40章には込められていることが分かりました。 (NAOMI)
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